1.阿賀の里
紺碧の大空に 鳶が 舞っている
突兀とそびえる山々。
その影を落として阿賀野川は流れる。
しあわせの村から、
平和の村へと、蛇行して
阿賀野川は流れる。
白い帆に
爽やかな風を受けて、川を下る舟から、
旅人の歌が聞こえる。
−ハイネの詩「ローレライ」
アルプスの泉から流れる
夢とロマンのライン川。
その淵に住む美しい乙女の歌声は、
七つの峰々に、
木霊するという。
ライン川の美しく妙なるイメージをダブらせて
阿賀野川は悠々と流れる。
人々は、
縄文の時代の草創期に、
既に、神を見つけていた。
人々は、
その原始から、
阿賀野川に、幸せを祈った。
朝日が
川の流れを朱に染める暁、人々は川に
向かって平和を祈った。
紺碧の大空に 鳶が 舞っている。
母なる阿賀の川はその大自然の中で、
幸せの歌を生みつづけた。
めぐる山々は、
頂上に、
その大きな歌を木霊させた。
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